クリスマスリースの起源と込められた思い
12月中旬に差し掛かり、イルミネーションなどで
クリスマスシーズンを感じる今日この頃。
皆さん、クリスマスリースは毎年飾っていますか?
玄関に飾ってあるのを見るのが楽しみで、
去年のクリスマスシーズンの仕事帰りは小走りでした。
玄関の前で、あぁ、今日もリースのリンゴちゃんが可愛いなぁ。と…
この気持ちを皆さんに味わっていただきたく、
今回はクリスマスリースについてちょっとお話をさせていただきます。
クリスマスリースの起源と意味
クリスマスリースはアメリカで生まれたの…?
それともヨーロッパで生まれたの?
クリスマスリースの発祥とクリスマスリースが持つ意味をご紹介します。
リースの起源
リースについての起源は様々な説がありますが、
キリスト教から始まった文化ではなく、ローマ人から始まった文化のようです。
古代ローマ時代(今から2000年~1700年前)に発祥したと言われています。
古代ローマ人は祭事や結婚式など、特別な行事で装飾用の冠として身に着けており、
ローマ人にとって、冠は太陽の象徴でもあり大切なものとされておりました。
時を経て、リースはキリスト教にも取り入れられるようになったため、世界中に広まったと言われております。
クリスマスリースが持つ意味
リースには豊作祈願の意味があります。
冬は作物の収穫が減ってしまう季節。
リースに飾られたリンゴなどは「来期も豊作でありますように」という祈りが込められています。
また、魔よけの意味も持っています。
リースに用いられる常緑樹は冬でも青々としていることから、強い生命力の象徴とされています。
また、常緑樹の葉には殺菌作用・抗菌作用があります。
この強い生命力と殺菌作用・抗菌作用が身を守ってくれると信じられております。
リースを飾る場所と飾る期間
日本だとハロウィンが終わると、着々とクリスマスムードに移行していきます。
お店やテレビCMもクリスマス仕様になって、年末の訪れを感じますよね。
海外ではいつ、どこにクリスマスリースを飾るのでしょうか…
クリスマスリースはどこに飾る?
クリスマスリースを飾る場所に特に決まりはありません。
ただ、魔よけの効果があることから玄関に飾るというご家庭が多いようです。
外に飾ることができない…
という方は、玄関のシューズボックスの上に飾ったり、
インテリアとしてリビングにおしゃれに飾ったりするのもおすすめですよ!
いつからいつまで飾るのが一般的?
ヨーロッパでは、【アドベント】に入る日にクリスマスリースを飾り始める家庭が多いようです。
【アドベント】とはキリストの降誕を待ち望む期間、つまり、クリスマスの準備期間のことです。
この期間は、11月30日にいちばん近い日曜日からクリスマス前日までのことを指します。
そして、多くの家庭では1月6日の【公現日(エピファニー)】まで飾ることが多いようです。
日本では、12月25日が過ぎるとお正月飾りに付け替えてしまうことが多いようですが、
海外では日本の冬休みが終わる頃まで飾っているようですね。
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