新年のご挨拶・寒中見舞いマナー | アニクリオンラインストア
PC用画像 スマホ用画像

年の始まりには、日頃お世話になっている方々への「新年のご挨拶」が欠かせません。

今回は、新年のご挨拶や寒中見舞いに関する基本的なマナーや注意点についてご紹介します。
丁寧な所作で、年の初めを気持ちよくスタートしましょう。

「新年のご挨拶・寒中見舞い」とは?

年の初めに家族や親族、友人、仕事関係の人などに対して、旧年中の感謝とともに、新たな年も変わらぬお付き合いを願う気持ちを込めて交わす「新年の挨拶」。

現代では「年賀状」をはじめ、メールや直接の訪問、SNSなど様々な形で行われます。また、年賀状を出しそびれた場合や喪中の相手に対しては「寒中見舞い」でご挨拶をするのが一般的です。

新年のご挨拶・寒中見舞いイメージ

「新年のご挨拶・寒中見舞い」の5つの基本マナー

基本マナー1.新年のご挨拶・寒中見舞いを贈る相手

新年のご挨拶・寒中見舞いは、日ごろお世話になっているすべての方が対象となります。

たとえば:
親族や親しい友人/ご近所や町内会の知人/職場の同僚や上司・部下/ 取引先や顧客などビジネス関係者/子どもの学校や習い事の先生/引越しや結婚報告をしたい旧友・恩人…etc.

一方で、喪中の方に対しては年賀状を控え、寒中見舞いという形でご挨拶をします。年始のご挨拶は、人とのつながりを再確認する機会のひとつです。「この人には今年もご挨拶したいな」と思った方には、できるだけ丁寧に挨拶を送りましょう。

基本マナー2.新年のご挨拶・寒中見舞いを贈る時期

■年賀状の挨拶時期
年賀状は、1月1日〜1月7日(松の内:正月飾りを飾っておく期間)に届くように出します。地域によって松の内が15日までとされるところもありますが、多くの場合は7日が目安です。

■直接会ったときの新年の挨拶
新年最初の出勤日や訪問時には、「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」といった一言を忘れずに。1月中旬までが挨拶の対象期間とされ、15日を過ぎるとやや時期外れと感じられる場合もあります。

■寒中見舞いを送る時期
寒中見舞いは、松の内が明けた1月8日〜立春(2月4日頃)までの間に送る季節の挨拶状/贈り物です。年賀状を出しそびれた相手や、喪中の方へ配慮して挨拶をしたい場合などに使われます。

新年のご挨拶・寒中見舞いイメージ

基本マナー3.新年のご挨拶・寒中見舞いギフトの相場

新年の挨拶や寒中見舞いをする際に、贈り物は必ずしも必要ではありませんが、特にお世話になった方や久しく会っていない親族、取引先などに対しては、感謝や気遣いを伝える方法として贈り物は丁寧な印象を持たれるでしょう。 親族や友人、近しい人には3,000円前後、上司や取引先などビジネス関係には5,000円前後が目安です。

高額すぎると相手に気を遣わせ恐縮してしまうため、注意が必要です。また、寒中見舞いとして喪中の方に贈る際は、包装紙で落ち着いた配慮ある贈り物にしましょう。

基本マナー4.新年のご挨拶・寒中見舞いの熨斗・表書き

新年のご挨拶や寒中見舞いの場合は「紅白蝶結び」水引を用いて、のし紙の上部中央の表書きには「御年賀(おとしだま・おんねんが)」や「寒中見舞い」と書き、 水引の下中央には贈り主の名前や会社名などを記載します。

実店舗やオンラインショップでは、目的を予め伝えておけば熨斗や表書きなどは自動で対応されます。 ただし、喪中の相手に寒中見舞いを贈る際には「おめでとう」や紅白の包装は避け、落ち着いた色合いの包装紙を選びます。のしは付けず、表書きは「寒中御見舞」「御挨拶」「御礼」などが適しています。

熨斗のマナーについてはこちらでも詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。

新年のご挨拶・寒中見舞い熨斗イメージ

基本マナー5.新年のご挨拶・寒中見舞いに適した贈り物

新年のご挨拶も寒中見舞いも、相手の好みに寄り添った品選びが重要です。 例えば、独身の方に大家族向けの食品セットを贈ると負担になることも。

人気のある品としては、ハムやお菓子、洗剤、コーヒーセット、調味料などがありますが、 アレルギーや宗教・健康面への配慮に加え、喪中の方へ送る場合は、紅白のパッケージや、新年にちなんだあしらいのあるお菓子などを選ばないような配慮も必要です。

新年のご挨拶・寒中見舞いイメージ 新年のご挨拶・寒中見舞いイメージ

「新年のご挨拶・寒中見舞い」のNGマナー

■喪中の相手に年賀状を送る
最もよくあるマナー違反がこれです。喪中はがきが届いている場合や、訃報を知っている場合は、年賀状ではなく寒中見舞いを送りましょう。

■時期外れの年賀状
松の内までに届けられない年賀状は、かえって失礼になりかねません。どうしても遅れる場合は、寒中見舞いとして出し直すのがスマートな対応です。

■カジュアルすぎる表現や形式の挨拶
カジュアルな言葉遣いやメッセージは、受け取る相手によっては不快に思われることも。特に年始のご挨拶ですから、相手に応じた節度ある表現・手段を選びましょう。

新年のご挨拶・寒中見舞いNGマナー

よくある「新年のご挨拶・寒中見舞いマナー」Q & A

Q.年賀状を出し忘れてしまいました。どうすればいい?

A.1月7日の松の内までに出せない場合は、「寒中見舞い」として1月8日以降に出しましょう。文面は「年始のご挨拶が遅くなり申し訳ございません」などと添えると丁寧です。

Q.喪中はがきが届いた相手にはどう挨拶する?

A.「寒中見舞い」として挨拶状をお送りするのが一般的です。「新年のご挨拶は控えさせていただきました」など、気遣いを込めた文面にしましょう。

Q.寒中見舞いはメールでもOK?

A.正式なマナーとしてはハガキが望ましいですが、最近ではメールで送るケースも増えています。ただし、文面はきちんとした文章にし、件名にも「寒中お見舞い申し上げます」などと記載するのがよいでしょう。また、お相手からはがきでいただく場合は、同じようにハガキまたは電話など、丁寧な対応が好ましいです。

「新年のご挨拶・寒中見舞い」おすすめのギフト5選

MANNERS一覧へ