お中元マナー | アニクリオンラインストア
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日頃お世話になっている方へ、感謝の気持ちを込めて夏に贈るお中元。

せっかくの贈り物だからこそ、マナーをきちんと押さえて、心のこもったご挨拶をしたいですよね。

このページでは、お中元の基本的なマナーからオススメ商品までご紹介いたします。
気持ちがきちんと伝わる、素敵なお中元選びの参考にしてみてください。

「お中元」とは?

お世話になった方へ日頃の感謝の気持ちと健康を願い、夏のご挨拶として贈りものする習慣が「お中元」です。

「今年も折り返し地点となりました。残り半年健やかにお暮しください」という意味が込められています。

プライベート・ビジネスシーン問わず、今後のよりよい関係維持のために、マナーを抑えて失礼のない贈りものをしたいですよね。具体的に紹介していきます。

お中元イメージ

「お中元」の4つの基本マナー

基本マナー1.お中元を贈る相手

お中元は、日頃お世話になっている方々に半年間の感謝の気持ちを込めて贈るものです。具体的には両親、親戚、友人、ビジネスシーンでは、お取引先へ贈るケースもあります。

基本的には毎年贈るということと、お中元を贈るお相手にはお歳暮も贈るということを忘れずにいましょう。

基本マナー2.お中元を贈る時期

お中元は上半期の区切りとその期間のお礼の気持ちをこめて、7月の初めから15日頃までに贈るのが理想です。また、地域によって違いも見られ、関東などでは7月1日から7月15日まで、関西などでは7月15日から8月15日までに贈ることが多いようです。

もしこの期間に贈ることができない場合も、立秋(基本的には8月7日〜8月8日ごろ)までであれば「暑中御伺」として、それ以降8月下旬までは「残暑御伺」として、夏のご挨拶を添えて贈りまましょう。

ちなみに昨今ではお中元の贈り物が集中することを避けて6月下旬から贈るケースも増えているようです。

お中元イメージ

基本マナー3.お中元を贈る相場

お中元の相場は、近しい間柄とされる両親・親族には3,000円~5,000円、仕事上の付き合いのある方へは5,000~10,000円ほどのものを贈ることが一般的です。

毎年贈るものでもあり、無理のない範囲で贈りものをすることも鑑みて、相手に気を使わせるような高額なものは避けた方がよいでしょう。ただし、仕事上で特に重要なお取引先や、特別お世話になっている方には相場以上のものを贈る場合もあります。いずれにしても相手との関係性を踏まえて失礼のないように気を配りましょう。

基本マナー4.お中元の熨斗の種類

熨斗(のし)とは、ご祝儀袋や贈りものに掛けるのし紙の右肩に添えてある飾りのことをいいます。

品物を覆う掛け紙で包み、水引は「蝶結び」で結び包装します。これらの熨斗と水引が印刷された「のし紙」が使われることも多く、ギフトと合わせて忘れずに準備しましょう。のし紙の上部中央には目的に合わせた表書き(お中元の場合は「お中元」)を書き、水引の下中央には贈り主の名前や会社名などを記載します。

熨斗のマナーについてはこちらでも詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。

お中元熨斗イメージ

「お中元」のNGマナー

まず気をつけたいのは贈るタイミング。地域によって時期は異なりますが、一般的には7月初旬〜15日頃が目安です。遅れてしまった場合は「暑中見舞い」や「残暑見舞い」として贈りましょう。

また、高額すぎる品や現金・商品券などは、かえって相手に気を遣わせてしまうことも。特に目上の方への金銭的な贈り物は避けた方が無難です。

さらに、相手の好みから大きく外れるような個性的すぎる贈り物も注意ポイント。大切なのは、相手の立場や気持ちに寄り添った“思いやり”です。マナーを守って、心地よい贈り物のやりとりを楽しみましょう。

お中元NGマナー

「お中元」をいただいたら?

お中元はもともと「目下の方から目上の方へ」ご挨拶として贈る習慣のため、一般的にお返しは不要とされています。

ただし受け取ったこととお心遣いへの感謝はなるべく早く伝えるのがマナーです。また、万が一同じような立場の方や目上の方からお中元をいただいた場合は、お礼を必ず伝えたうえでお返しをするようにしましょう。

「お中元」Q & A

Q.お中元を郵送する際のマナーは?

A.お中元を郵送する場合は、お中元を送ったことやいつ届くかなどを相手に伝えておく必要があります。近しい間柄であれば、電話やメールで郵送した旨を伝える方法もありますね。ビジネスシーンでは送り状だけ先に出しておき、スムーズに受け取りができるように配慮するのがマナーです。

また、ギフトの包装紙の上に熨斗紙を掛けるか、内のし(のし紙をかけたうえから包装紙を掛ける)か、選べる場合は後者を選択して、配送時にのし紙がよれたり傷ついたりしないようにしましょう。

Q.直接手渡しする時のマナーは?

A.お中元を手渡しする際は、「夏のご挨拶に伺いたい」旨を事前に伝えたうえで、早朝・夜間・食事時など、相手が取り込んでいると思われる時間帯は避けて訪問します。また相手の都合を事前に確認できればそれに合わせて伺うようにしましょう。

お中元は風呂敷や紙袋に入れて汚れないように持参し、相手の自宅に訪問する場合は風呂敷・紙袋から出したうえで両手でお渡しするようにしましょう。職場や外でのお渡しになる場合は、相手が持ち帰りに便利なように紙袋も一緒にお渡しする場合もあります。

Q.お中元に添える一言は?

A.お中元をお渡しする際には丁寧な一言を添えることで、印象よく今後も気持ちの良い関係を維持できるでしょう。目上の方やビジネスシーンでは、こちらのようなさりげない一言を添えてみてはいかがでしょうか。

・いつも本当にありがとうございます。ご家族みなさまでぜひお召し上がりください。
・日頃の感謝の気持ちをこめて、ささやかではございますが〇〇をお持ちしました。
・日頃の感謝をこめて、心ばかりのお品をお届けいたします。

なお、日常的に連絡を取り合う家族や友人などであれば、「今年も元気に夏を乗り切ろう!」といったよりカジュアルな表現をする場合もあります。

Q.お中元を忘れていた場合は?

A.7月中旬までの時期にお中元を贈れなかった場合も、立秋(2024年は8月7日)の前日までは、のしの表書きを「暑中御伺」として贈ることができます。また、それ以降になってしまう場合も、8月下旬ごろまでは「残暑御伺」として贈ることが一般的です。9月以降は御歳暮の時期になってしまうため、6月に入ったら早めにお中元の準備をしておくのがおすすめです。

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